こんにちは、つぼぜんスタッフのナスです。

4月に入り桜も散り少しさみしい気分です。

最近【ギックリ腰】の患者さんが来院されています。

寒い季節に固まっていた筋肉と関節が外気温の上昇で筋肉がゆるみ関節に負担がかかっているのでしょうか?

急激な変化に体がついていかないということがあるかもしれません。少しづつ体を動かす習慣をつけていきましょう。

 

それではギックリ腰の改善例を紹介します。

会社員31才 (男)

 

【状態】

慢性腰痛を持っている方でしたが、昨日から腰から右下肢にかけて痛みが増してきたので、来院されました。

腰と下肢の筋肉が張り、靴下を履く動作で、痛みが強い状態でした。

 

【治療内容】

急性な痛みと症状が重かったので、整体より鍼灸治療が良いことを説明しました。

鍼灸治療は、血流を増やして筋肉の張りを柔らかくする作用があります。

ギックリ腰のときに鍼灸をおこなうと、固くなった筋肉の血流が良くなって、痛みがとれたり、痛めている関節や筋肉の回復が早まります。

 

ギックリ腰に鍼灸の施術をする場合、体の状態に応じて、「仰向け」「うつ伏せ」「横向き」の3つの姿勢で行います。

 

①仰向け姿勢での施術

意外かもしれませんが、仰向けでの施術から始まります。

足から膝のツボと経絡に鍼をして体全体の回復力を高めます。

 

②うつ伏せ姿勢

うつ伏せでは、腰のツボだけでなく、背中、お尻、ふくらはぎのツボも使います。

ギックリ腰の場合、腰だけでなく、背中から足まで体の後側全体の筋肉が硬くなっていることが多いからです。

痛みのある場所だけでなく、硬い筋肉はまんべんなく柔らかくしていきます。

鍼灸治療

 

 

【治療後の状態】

治療後は靴下を履く動作が楽になっていました。

痛みは完全に消失しなかったので、

その後、週に1回のペースで3回治療をしてギックリ腰が改善しました。

 

【治療後の対応】

●2日ほどはお風呂はシャワーだけにしてもらいました。

●体を冷やさないように冷たいものの飲食は避けていただくようにしてもらいました。

 

治療で症状が良くなっても仕事やストレスで再発することがあるので、再発防止の為に現在も月1回で治療を継続していただいています。

 

(掲載:ナス)

 

こんにちは、ツボ院長です。

 

本日来院された患者さん

10年ほど前に事故で

第3腰椎の粉砕骨折

 

骨移植とプレート固定の手術、計3回

 

入院9ヶ月

の重傷だったそうです。

 

それでも見事に復帰して、10年近く体を使う仕事ながら

大きな不調も無く来ていたそうですが

 

1年程前から、下肢の痺れが出てきたとのこと

 

30m歩くと休まないといけない

 

これは深刻です。

 

 

お話を聞くと、2年前から管理職になり

1日中デスクワークに変わったとのこと

じっと座っているのは辛く、足を組みたくなる、肘掛けにもたれたくなる

 

そして、仰向けで寝ていても足の付け根あたりがきつい

 

脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアを疑いましたが

MRI検査で異常なしとのこと

 

実際の腰部の筋肉はカチカチ

 

第1~4腰椎には大きな手術痕です

 

ピンときました。

これは腸腰筋かな?

病院では、検査結果で異常なし

血流を良くする薬を処方されたが、

あまり改善していないという事でしたが

大腰筋を緩める鍼治療をしたところ

腰の筋肉がほぐれて楽になっていました

動作時痛も改善

うん、やっぱり!

 

腸腰筋のストレッチ法を指導して

治療終了でした。

 

まずは、5~6回の治療で経過を見させて頂きます。

 

やっぱり鍼の力はすごいですねー。

 

でも、これも

MRI検査で異常なし、という事がわかっていたお陰です

知らなければ、まずは事故で傷めた部位を疑っていました

 

やはり、病院での先行受診は鍼灸治療の質を高めてくれますね

 

上手に併用して、効率的に元気になりましょう!!

 

ツボ院長でした。